「子どものために頑張って働いているのに、なぜかお金が貯まらない」
「毎月ちゃんと給料をもらっているのに、将来が不安」
「もし私が働けなくなったらどうしよう……」
シングルマザーになると、お金の不安は一気に現実的になります。
大学病院の看護師として働き、年収500万円以上あった時期でも、貯金はほとんどできていませんでした。
その後、お金について勉強し、家計を見直して、NISAやiDeCoなどを活用するようになりました。
今振り返ると、「もっと早く知っておけばよかった」と思うことがたくさんあります。
そこで今回は、シングルマザーが特に避けたいお金の失敗を5つ紹介します。
①「今月なんとかなる」で貯金を後回しにする

シングルマザーにとって、まず大切なのは「何かあったときのお金」を確保しておくことです。
自分の収入が家庭の生活を支える柱になっている場合、自分が病気になったり、仕事を休まなければならなくなったりすると、家計に大きな影響が出ます。
それなのに、
「給料が余ったら貯金しよう」
「ボーナスが出たら貯金しよう」
「今月は出費が多かったから来月から貯金しよう」
と後回しにしてしまうと、なかなかお金は貯まりません。
私自身も、以前は「収入はそれなりにあるのに、なぜかお金が残らない」という状態でした。
そこで大切なのが、余ったお金を貯金するのではなく、最初に貯金する仕組みを作ること。
例えば、
- 給料日に自動で貯金する
- 給料日に一定額を別口座へ移す
- 生活費用の口座と貯蓄用口座を分ける
などです。
最初から100万円を目指す必要はありません。
まずは10万円。
次に30万円。
そして、生活費3か月分、できれば6か月分を目標にする。
少しずつでも「もしものためのお金」を作っておくと、精神的な安心感も大きく変わります。

②「子どものため」を理由にお金を使いすぎる

シングルマザーになると、
「子どもには不自由させたくない」
「離婚したことで我慢させたくない」
「できるだけいろいろな経験をさせてあげたい」
と思うことがあります。
私自身も、子どものためにお金を使うことは愛情のひとつだと思っています。
旅行に行ったり、好きなものを買ってあげたり、習い事をさせたり。
子どもと一緒に過ごす時間や経験にお金を使うことは、決して無駄ではありません。
だから、
「子どものためにお金を使う=悪いこと」ではありません。
ただ、気をつけたいのは、自分の家計を苦しくしてまで使ってしまうこと。
例えば、
- 周りの子が持っているから無理して買う
- 子どもが欲しがるものを何でも買う
- 「母子家庭だから我慢させたくない」と使いすぎる
- 教育費や習い事に必要以上にお金をかける
- 貯金を崩してまで旅行やレジャーを続ける
こうなると、今は子どもが喜んでくれても、あとから自分が苦しくなってしまいます。
大切なのは、「使わないこと」ではなく「何に使うかを選ぶこと」。
私は、子どもとの旅行や経験にはお金を使いたい。
でも、そのために日々の生活が苦しくなったり、将来のお金までなくなったりするのは違うと思っています。
だからこそ、
「これは親子にとって大切なお金の使い方かな?」
と考える。
子どものために使うお金も、将来のために貯めるお金も、どちらも愛情です。
今の子どもの笑顔も大切。
将来、子どもにお金で苦労させないことも大切。
その両方を大切にできる家計を作っていきたいと思っています。
③「手当や支援制度は自分には関係ない」と調べない

シングルマザーになったら、ぜひ一度調べてほしいのが、自治体や国の支援制度です。
「私は働いているから対象外」
「収入があるから何ももらえない」
と最初から諦めてしまうのはもったいありません。
制度によって所得制限や条件は異なりますが、例えば、
- 児童扶養手当
- 児童手当
- ひとり親家庭への医療費助成
- 就学援助
- 就労支援
- 資格取得を支援する制度
- ひとり親向けの各種給付・貸付制度
などがあります。
特に注意したいのが、
「自分は対象外だろう」と自己判断しないこと。
支援制度は、所得や子どもの年齢、自治体などによって条件が変わります。
だからこそ、住んでいる自治体の最新情報を確認することが大切です。
そして、制度を利用することは決して悪いことではありません。
利用できる制度があるなら、きちんと調べて利用する。
それも家計を守るための大切な方法です。


④銀行手数料や保険など「固定費」を放置する

シングルマザーは仕事、子育て、家事と毎日忙しいですよね。
だからこそ、
「数百円くらいならいいか」
「昔からこの銀行を使っているから」
「保険はよく分からないから、そのまま」
と、固定費を放置してしまいがちです。
でも、毎月少しずつ払っているお金こそ、一度見直すと大きな差になります。
例えば、
月5,000円の固定費を削減できれば、年間60,000円。
月10,000円なら、年間120,000円。
一度見直せば、その効果が毎月続きます。
チェックしたいのは、
- ATM手数料
- 振込手数料
- スマホ料金
- 不要なサブスク
- 保険料
- 電気・ガス料金
- クレジットカードの年会費
- 使っていないサービス
など。
節約というと、
「食費を削る」
「電気をこまめに消す」
「欲しいものを我慢する」
というイメージがあるかもしれません。
でも、忙しいシングルマザーにおすすめなのは、
毎日の我慢より、固定費の見直し。
一度仕組みを変えてしまえば、その後も自動的に節約できます。


⑤「貯金だけ」で将来のお金を準備する

最後に気をつけたいのが、
「投資は怖いから、全部貯金しておけば大丈夫」
と考えてしまうことです。
もちろん、貯金は必要です。
特に、病気や仕事を休んだときなどに備える生活防衛資金は、すぐに使える現金で確保しておくことが大切です。
ただし、すべてのお金を銀行預金だけで持っておけばいいとは限りません。
物価が上がれば、同じ100万円でも将来買えるものは少なくなる可能性があります。
そこで私は、お金を目的別に分けて考えるようになりました。
①すぐ使うお金
生活費や緊急時に備えるお金。
これは現金・預金など、すぐ使える状態で持っておく。
②数年以内に使うお金
子どもの教育費、車の買い替え、引っ越しなど、近い将来使う予定のお金。
大きな値下がりがあると困るので、無理に投資に回さない。
③10年以上使わないお金
老後資金など、長期間使う予定のないお金。
こうしたお金については、NISAやiDeCoなどの制度を活用して、長期・積立・分散を意識した資産形成を考える方法があります。
もちろん、投資には元本割れのリスクがあります。
「投資をすれば必ずお金が増える」ということではありません。
大切なのは、
貯金か投資かの二択ではなく、目的に合わせてお金を置く場所を考えること。
これを知っているだけでも、お金との付き合い方は大きく変わります。

シングルマザーが避けたいお金の失敗5つ

今回紹介したのは、この5つです。
1. 貯金を後回しにする
2. 「子どものため」で使いすぎる
3. 支援制度を調べない
4. 固定費を放置する
5. 貯金だけで将来に備える
どれも、特別な金融知識がなければできないことではありません。
むしろ大切なのは、
「知らないまま放置しないこと」
だと思っています。
私自身、最初からお金の知識があったわけではありません。
看護師として働いて、それなりに収入があったにもかかわらず、以前は貯金ができませんでした。
でも、お金について少しずつ勉強して、家計を見直して、貯める仕組みを作り、資産形成についても学ぶようになりました。
その結果、少しずつですが、お金に対する不安が減っていきました。
シングルマザーだからこそ、
「もっと稼がなきゃ」
「もっと節約しなきゃ」
と自分を追い込むだけではなく、
今あるお金を守り、少しずつ増やしていく仕組みを作ること。
それが大切だと思っています。
子どものためにも、自分自身の将来のためにも、まずは今日できることから一つ始めてみませんか?

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