離婚調停や婚姻費用分担請求を進めると、弁護士費用がどれくらいかかるのか不安という方も多いと思います。
私は実際に弁護士に依頼して離婚調停、離婚裁判、財産分与調停を経験しました。この記事では、私の実体験をもとに離婚調停の費用の内訳や流れを詳しくまとめます。 (※実際の金額や条件は事務所や事案によって異なります)
離婚に関する調停の種類
| 調停の種類 | 目的 | 具体例 |
|---|---|---|
| 離婚・夫婦関係 | 離婚・婚姻費用・財産分与 | 離婚調停、婚姻費用調停、財産分与調停 |
| 子ども | 親権・養育費・面会 | 養育費調停、面会交流調停 |
💡ポイント
- 家庭裁判所で行う「調停」は、法的な強制力を伴わず話し合いの場
- 当事者が合意すれば成立、合意できなければ裁判に進む
- 離婚や婚姻費用だけでなく、子ども・財産・相続など、幅広く利用されます
💡私の依頼内容
- 婚姻費用分担請求事件
- 離婚調停(夫婦関係調整事件)
私の体験談
私の場合、申し立てたのは離婚調停と婚姻費用調停のみでした。
しかし、実際の調停では、親権についても話し合い、合意に至りました。
揉めたのは財産分与だけで、こちらは離婚後に改めて財産分与調停を起こすことになりました。
口頭での話し合いにとどまらず、最終的には調停調書に記録されて正式に成立しています。
そのため、申し立てしてない項目についても、別途申し立てをする必要はありませんでした。
ポイント
- 申し立て項目になくても、合意できることは口頭で決めてしまうことが多い
- 親権や養育費、面会などは、離婚調停中に「ついでに話し合って合意できた」ケースはよくある
- 書面に残すことで正式に成立するので、改めて調停を申し立てる必要がなく、記録として残れば有効です。
💰支払った費用の内訳
| 項目 | 金額(税込) | 備考 |
|---|
| 着手金(婚姻費用) | 約17.6万円 | 依頼時に支払い |
| 着手金(離婚調停) | 約22万円 | 依頼時に支払い |
| 成功報酬(婚姻費用) | 約78万円 | 認められた金額の16%+税 |
| 終結報酬(離婚事件) | 約22万円 | 調停成立時 |
| 日当 | 約6.6万円 | 裁判所への出廷2回分 |
| 実費 | 約2.2万円 | 郵送費・印紙代・交通費など |
🧾合計支払額:約148万円
※金額は私が実際に支払ったものです。調停の内容や回数、地域によって費用は変わりますので、参考程度にご覧ください。
🏦振込時期の目安
- 着手金:契約時(依頼開始時)
- 報酬金・日当・実費:事件終了時(調停成立後)
✍️ポイント
- 婚姻費用の成功報酬は、裁判所で認められた支払い金額や期間に応じて計算されます。
- 実費・日当は、期日出廷や郵送・交通費などの実際の経費です。
- 弁護士費用は事務所ごとに異なるため、契約前に見積もりを確認するのがおすすめです。
📘まとめ
弁護士の費用の相場もよくわからず、私自身、最初は何も考えずに弁護士の方の言う通りに離婚調停を進めていました。
担当してくださった弁護士はとても誠実で、私の意見を尊重しながら対応してくれました。
ただ、私自身がどうしていいのか分からないまま進めてしまい、
その結果、離婚調停・離婚裁判・財産分与調停と続き、時間もお金も精神面も大きく消耗することになりました。
今思えば、離婚調停の段階で全て話し合いを終わらせておくべきだったと感じています。
これから手続きを考えている方には、弁護士任せにせず、自分でもしっかり調べて考えてほしいと思います。
とはいえ、私は弁護士に依頼したことを後悔していません。
つらい時期に、弁護士が味方になってくれたことで、冷静に話し合うことができました。
また、手続きもすべて弁護士の方が行ってくれたため、時間の節約や精神的な負担の軽減にもつながりました。
不安なことばかりだと思いますが、少しずつでも理解しながら進めれば大丈夫です。
焦らず、自分のペースで向き合ってくださいね。


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