そもそも、私は金融リテラシーがゼロでした。
大学病院に新卒で入職し、年収500万円以上もらっていたにもかかわらず、貯金はまったくできていませんでした。
少しずつ貯めたお金も結婚費用に消え、気づけば手元にはゼロ。
「使っている感覚」も「貯めようという意識」もまったくありませんでした。
それでも、今ではシングルマザーとして資産1000万円を達成することができました。
この記事では、私がゼロから資産を築けるようになったリアルな道のりをお話しします。
お金に無頓着だった過去
私の家は自営業をしており、中高一貫の私立校、大学も私立の看護大学に通わせてもらいました。
ありがたいことに、お金に困ったことはありませんでした。
そのため、
「お金について真剣に考える」
という機会がなく、完全に無知のまま社会人になりました。
親からは「貯金しなさい」と言われていましたが、
具体的に「いくら・何のために」という目標はなかったため、ただ何となくお金を使う日々。
今思えば、本当に意味のないお金の使い方ばかりしていたと思います。
「大学生の時に今の知識があれば…」と、何度も思いました。
偶然訪れた「学びのきっかけ」
そんな私が、お金について興味を持ったのは偶然でした。
夫婦関係の悩みが原点
結婚当初、夫とのコミュニケーションにとても悩んでいました。
話し合いをしたいだけなのに、なぜか喧嘩になってしまう。
「私の言い方が悪いの?」「私の性格の問題?」と人生最大に悩み、
藁にもすがる思いで、図書館へ通うようになりました。
(普段なら絶対行かない場所です笑)
当時はとにかく必死で、夫婦関係をなんとかしたくて「夫婦」と名のつく本を片っ端から読みました。
「言い方を変えてみる」「具体的に伝える」などの本を実践しても、結果はうまくいかず、毎回喧嘩。
次第に「夫婦の本」が尽きてしまい、他のジャンルに目を向けるようになりました。
学生時代は本が好きだったこともあり、再び読書熱が再燃。
そして、なぜかそのうち「金融の本」を手に取るようになったのです。
「金持ち父さん貧乏父さん」との出会い
きっかけは、夫があまりにもお金にうるさかったこと。
「それならお金持ちにでもなってやろうかな」と(笑)
試しに「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んでみたところ、
初めて「お金を増やす」という考え方に触れました。
少しずつ用語の意味が分かるようになり、知識もついてきましたが、
当時はまだ行動に移せないレベル。
妊娠・出産・夫婦トラブルも重なり、次第に読書もやめてしまいました。
別居・離婚でお金の現実と向き合う
別居をして、1人で息子を育てることになったとき、
「お金に困るような生活はしたくない」
そう強く思いました。
しかし現実は、別居時の貯金はゼロ。
お金が少し貯まっても、離婚調停・離婚裁判の弁護士費用でどんどん費用がかかり、
貯まった分はすぐになくなってしまいました。
本格的な貯金スタートは「離婚成立後」
貯金が始められたのは、離婚が成立し、すべての弁護士費用を払い終えた後のこと。
ようやく自分と息子のために、前を向いてお金を貯める環境が整いました。
YouTubeから学んだ「お金の増やし方」
当時、よく見ていたのが中田敦彦さんのYouTube大学。
金融ジャンルに限らず、どのジャンルでも見ていました。
ある日「厚切りジェイソンさんの『お金の増やし方』」を紹介している動画を見つけました。
「これだ」と思い、今までの知識がつながった瞬間でした。
2023年4月、旧NISAを月3万円からスタート。
さらに、最後の年だったジュニアNISAに80万円を一括投資しました。
「投資はギャンブル」からの脱却
私も多くの家庭と同じように、
「貯金がすべて。投資はギャンブル」
という考え方で育ってきました。
そのため、知識があっても、なかなか実際に投資に踏み出せませんでした。
ですが、安心できるまで知識を蓄えたことが、私の背中を押してくれました。
両学長の「リベ大」で知る“知らない損”
投資を始めてからは、
以前よりも興味を持って金融に関するYouTubeや本をチェックするようになり、
結果的に行動してからの方が知識量が爆発的に増えました。
その中でも特に影響を受けたのが、
両学長の「リベラルアーツ大学」。
知らないだけで、こんなにも損をしていたのかと衝撃を受けました。
お金の使い方が劇的に変わった
月3万円の投資を通して学んだのは、
「何も考えずにお金を使う」ことの危うさでした。
無駄遣いを減らす“考える買い物”
今では、
「これは本当に必要なものか?」
と一度立ち止まるようになり、無理な節約をしなくても支出が自然と減少。
もともと「ストック大好き人間」で、何でも多めに買うタイプでしたが、
今は必要なものを必要なときに買うスタイルに変わりました。
ストレスのない節約生活
今は極端にお金を使わない生活ですが、ストレスはほとんど感じていません。
子どももまだ4歳なので、そこまでお金もかかりません。
無理のない節約と投資で、自然とお金が貯まる体質になりました。
まとめ:お金の知識は人生を守る
お金の知識がなかった私でも、
「学び」「行動」すれば、貯金ゼロから資産1000万円を達成できました。
そして、いちばん伝えたいのは――
「知識はあなたを守る力になる」
ということ。
行動のヒント
- まずは少額から投資を始める
- 家計簿アプリで支出を見直す
- 無理な節約ではなく、必要なものを必要なときに買う
小さな一歩が、将来の安心につながります。


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