「もう一緒にいられない」 そう思ったとき、頭をよぎるのは感情的な悩みばかりかもしれません。でも、新しい人生をスタートさせるために一番大切なのは、実は「お金の準備」です。
離婚した後に「えっ、そんなの知らなかった!」「もっと準備しておけばよかった…」と後悔する人は少なくありません。
今回は、離婚前に絶対に押さえておくべきお金のポイントをまとめました。
1. 財産分与は「隠される前」に把握する

離婚時、夫婦で築いた財産は原則5:5で分け合います。これを「財産分与」と言います。
ここで重要なのは、相手の口座残高や株、退職金の額を正確に知っておくことです。別居が始まってからでは、通帳を見ることが難しくなります。
- チェックポイント:
- 預貯金(すべての銀行口座)
- 生命保険の解約返戻金(実はこれも財産分与の対象です)
- 住宅の現在の査定額とローン残高
- 相手の退職金の予測額
2. 「年金分割」の手続きを忘れない

意外と忘れがちなのが、厚生年金の分割です。婚姻期間中の厚生年金記録を分割することで、将来自分が受け取る年金額を増やすことができます。
- 注意点:
- 離婚後2年以内に手続きが必要です。
- 「合意分割」と「3号分割」の2種類があり、手続き方法が異なります。
3. 子どもがいるなら「養育費」は公正証書に
養育費は子どもの権利です。「相手と早く縁を切りたいから」と、口約束で済ませるのは一番危険です。
支払いが滞ったときに強制執行(給与の差し押さえなど)ができるよう、必ず**「強制執行認諾文言付きの公正証書」**を作成しましょう。
4. 離婚直後の「生活費」をシミュレーションする
離婚してすぐは、引っ越し代、家具家電の購入、敷金・礼金など、まとまったお金が出ていきます。
- 見落としがちな支出:
- 自分と子どもの国民健康保険・年金(相手の扶養から外れる場合)
- 更新料や引っ越しに伴う諸経費
- 就職が決まるまでの予備費
5. 活用できる「公的助成金」をフル活用
一人親家庭には、自治体からさまざまなサポートがあります。これを知っているかどうかで、心の余裕が変わります。
- 主な手当・助成:
- 児童扶養手当(所得制限あり)
- ひとり親家庭等医療費助成
- 住宅手当(自治体による)
まとめ:感情で動く前に、まずは「数字」を見よう
離婚は大きなエネルギーを使います。でも、新しい生活を笑顔で始めるためには、感情に任せてハンコを押す前に、冷静に「数字」と向き合う時間が必要です。
「自分一人で調べるのは不安…」という方は、弁護士やFP(ファイナンシャルプランナー)などの専門家に相談するのも一つの手です。
あなたのこれからの人生が、より明るいものになるよう応援しています。





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