【看護師の実体験】GLP-1メディカルダイエット(リベルサス)は本当に痩せる?産後4年、痩せられなかった私へ。食欲が止まらない人のためのメディカルダイエット体験談

健康・医療・美容系

「食べなきゃいいだけだよ」

何度この言葉を聞いたか分かりません。

でも、それができないから苦しんでいるんです。

産後、体重は落ちるどころか増え、
身体は重く、食欲は止まらない。

「今日こそ我慢しよう」と思っても、
気づけば食べてしまい、
そのあとに襲ってくるのは強い罪悪感と自己嫌悪

意志が弱いから?
努力が足りないから?

そう思い続けてきました。

私は
身長153cm・体重63kg・BMI26.91
医学的には肥満(1度)の状態でした。

肥満は見た目だけの問題ではなく、
将来的に糖尿病・高血圧・脂質異常症など、
生活習慣病のリスクを高める要因になります。

そこで私が選んだのが、
GLP-1メディカルダイエットでした。

この記事では、
✔ なぜ私がメディカルダイエットを選んだのか
✔ 実際に行った治療内容
✔ 効果だけでなく、副作用や正直な本音

すべて、看護師として・一人の女性としての実体験を包み隠さず書いています。

「食べるたびに自分を嫌いになる」
そんな毎日から抜け出したい方の、
ひとつの選択肢になれば幸いです。

🧬 GLP-1ダイエットの仕組み(なぜ食欲が落ちるのか)

GLP-1とは、もともと体内に存在するホルモンの一種です。

GLP-1の主な働き

  • 食欲を抑制する
  • 胃の排出をゆるやかにする
  • 血糖値の急上昇を防ぐ

この作用により、
✔ 少量で満足しやすくなる
✔ 間食や過食が起こりにくくなる
✔ 食後の強い眠気やだるさが軽減される

といった変化が期待されます。

※効果や感じ方には個人差があります。


💊 GLP-1ダイエットで使われる薬の種類

GLP-1ダイエットで使用される薬には、内服タイプ注射タイプがあります。

項目内服タイプ注射タイプ
主な薬の例リベルサスオゼンピック、サクセンダ など
使用方法毎日決まった時間に内服1日1回 または 週1回注射
痛みなし注射の痛みあり
生活への取り入れやすさ◎(飲み薬なので続けやすい)△(注射に抵抗がある人も)
食欲抑制効果の実感個人差あり比較的強く出やすい傾向
通院・管理医師の管理が必要医師の管理が必要
向いている人の一例忙しく通院が難しい人注射に抵抗がある人効果をしっかり実感したい人自己注射に抵抗がない人

どの薬が適しているかは、

  • BMI
  • 既往歴
  • 生活スタイル
  • 副作用リスク

などを踏まえて医師が判断します。

⚠️ 自己判断・個人輸入での使用は推奨されません。

⚠️ メディカルダイエットの注意点・リスク

メディカルダイエットは万能ではありません。

起こりうる副作用

  • 吐き気
  • 食欲不振
  • 胃部不快感
  • 便秘・下痢 など

また、以下のような方には適さない場合があります。

  • BMIが正常範囲の方
  • 妊娠中・授乳中
  • 摂食障害の既往がある方
  • 特定の基礎疾患がある方

そのため、必ず医師管理下で行う必要があります。


🩺 看護師として伝えたい大切なこと

BMIが正常であれば、メディカルダイエットは基本的に不要です。

「痩せたい」という主観ではなく、
数値(BMI)で客観的に判断することが重要です。

見た目の印象や自己評価は、実際の健康状態とは一致しないことが多くあります。

BMI値判定区分状態
18.5未満低体重(痩せ)痩せすぎ・栄養不足のリスク
18.5〜24.9普通体重(標準)健康的とされる基準範囲
25.0〜29.9肥満(1度)生活習慣病リスクがやや上昇
30.0〜34.9肥満(2度)明らかな肥満、改善が必要
35.0〜39.9肥満(3度)高リスク肥満
40.0以上肥満(4度)重度肥満、医療的介入レベル
BMIの計算 | 肝臓検査.com
BMI(Body Mass Index=ボディ・マス・インデックス)とは、肥満度の判定に用いられる体格指数のことです。世...

👤 メディカルダイエットが向いている人・向かない人

向いている人

  • BMI25以上
  • 産後・ホルモンバランスの変化後に体重が落ちなくなった
  • 何度も自己流ダイエットに失敗している
  • 健康面のリスクを感じている

向いていない人

  • BMIが正常範囲
  • 短期間での急激な減量を目的としている
  • 医師の管理を受けたくない人

🚨 肥満によって発症リスクが高まる生活習慣病

肥満は、さまざまな生活習慣病の発症リスクを高めることが分かっています
生活習慣病は、放置することで重篤な合併症につながる可能性があり、
中でも特に代表的な 3つの病気があります。

肥満と関連が深い生活習慣病とそのリスク

病名病気の概要放置した場合の主なリスク
糖尿病血液中の血糖値が高い状態が慢性的に続く心臓病、失明、腎不全、神経障害などの重篤な合併症
高血圧血圧が正常値より高い状態が持続する心臓病、脳卒中、腎臓病のリスク増加
脂質異常症コレステロールや中性脂肪のバランスが崩れた状態動脈硬化の進行、心臓病・脳卒中の発症

⚠️ 放置が怖い理由

これらの病気は、
初期には自覚症状がほとんどないことが多いという共通点があります。

「症状がない=健康」ではなく、
気づかないうちに血管や臓器へのダメージが進行しているケースも少なくありません。


🌱 肥満を回避することで期待できること

体重・BMIを適正範囲に近づけることで、これらの生活習慣病の発症リスクを下げることが期待できます。

  • 将来的な医療費の抑制
  • 合併症による生活の質(QOL)低下の予防
  • 長期的な健康維持

💰 メディカルダイエットの費用目安(月額)

メディカルダイエットの費用は、
使用する薬の種類・量・診察方法(対面/オンライン)によって異なります。

月額費用の目安(GLP-1ダイエット)

内容月額の目安補足
内服タイプ(GLP-1)1〜3万円/月比較的始めやすい価格帯
注射タイプ(GLP-1)3〜7万円/月効果を実感しやすい傾向
初診料・再診料0〜5,000円/月クリニックにより異なる
血液検査(必要時)0〜5,000円/回定期的に実施する場合あり

※ 自由診療のため保険適用外です。
※ 実際の費用は医師の判断・用量・期間により変動します。


💡「高い」と感じる人へ

一見すると高額に感じますが、
以下のようなコストと比較して考えると、見え方が変わります。

比較対象月額換算の例
コンビニ・外食の積み重ね1〜2万円
美容サロン・エステ1〜3万円
将来の医療費・通院数万円〜

メディカルダイエットは、
「見た目」だけでなく「健康維持」を目的とした医療的アプローチです。


⚠️ 費用面での注意点

  • 安さだけで選ばない
  • 医師管理・診察体制が整っているかを確認
  • 長期継続を前提に無理のない範囲で検討する

これは贅沢な出費ではなく、
将来の医療費を抑えるための先行投資という考え方もできます。

▶ 私がGLP-1メディカルダイエットを選んだ理由

私は2024年11月からメディカルダイエットを始めました。
開始時の体型は、身長153cm・体重63kg。
BMIは26.91で、はっきりと肥満(1度)の判定区分に入っていました。

身体データ(開始時)詳細
身長153cm
体重63kg
BMI26.91 (肥満:1度)

4年前、妊娠する前の体重は45kg
妊娠中に体重は増え、出産時には62kgになりました。
「産後は自然に体重が落ちる」と思っていましたが、現実は違い、
体重は落ちるどころか、そのまま維持されたままでした。

とにかく身体が重い。
身体が重いから、運動する気にもならない。
それなのに、食欲だけは止まらない
本当に、いくらでも食べられてしまいました。

ダイエットしようと思い、まずは食事制限から始めようとしましたが、
「我慢すること」がどうしてもできませんでした。

食べた後は毎日強い罪悪感。
「また食べてしまった」「なんで我慢できないんだろう」
そんなふうに、食べるたびに自分を責めていました。

意志が弱い私にとって、
「食べない」という行為は本当に難しかったのです。


▶ 実際に行った治療内容と生活の変化

以前、大学病院で勤務していた頃は、
業務時間中ほとんど座ることもなく、常に動きっぱなしでした。
その頃は、多少食べても太ることはありませんでした。

しかし現在はデスクワークが増え、
明らかに活動量が減った生活になっています。
それでも食欲は変わらず、
むしろストレスで増えているように感じました。

周囲からは簡単に
「食べなきゃいいんだよ」
と言われます。

でも、「食べない」ことがどれほど難しいか
特に子どもがいると、

  • 子どもの残したご飯を食べてしまう
  • 寝かしつけ後、ストレスでお菓子に手が伸びる

こうした日常の積み重ねが、確実に体重を増やしていました。

このままだと、
食べるたびに自分を嫌いになってしまう
そう感じるようになり、見た目や洋服にも興味が持てなくなっていました。

だから私は、
自分の意思だけに頼るダイエットではなく、医療の力を借りる必要がある
と考え、メディカルダイエットを選びました。

オンラインで予約し受診し、医師と相談のうえ
リベルサス3mgから開始しました。


▶ リベルサスの服用方法と医師からの説明(私の場合)

リベルサスは、服用方法がとても重要な薬だと説明を受けました。

基本的な服用方法

  • 空腹時(1日の最初の飲食前)に服用
  • 起床時の服用がおすすめ
  • 1錠をコップ約半分(約120ml)の水で内服
  • 服用後は30分以上飲食や他の薬を避ける

これは、薬の吸収を妨げないためです。

また医師からは、
「前日の食事から時間が空いている方が、薬が吸収されやすい」
という説明もありました。


1ヶ月目(3mg)で感じた変化と副作用

3mgの飲み始めは、
少しムカムカするような感覚はありましたが、
強い副作用はほとんど感じませんでした。

食事も普通に摂れており、
「これで本当に効いているのかな?」と思うこともありました。

それでも、
1ヶ月で体重は−3kg

自分では「普通に食べているつもり」でも、
結果的に摂取量が自然と減っていたのだと思います。

ただし、
生理前の過食は3mg内服中でもありました。


2ヶ月目(7mg)に増量して感じたこと

2ヶ月目から、医師の指示で7mgに増量しました。

正直に言うと、
7mgは副作用がかなり強かったです。

  • 強い吐き気
  • 食欲がほとんど出ない
  • 少量で限界まで満腹になる感覚
  • 気分の落ち込み、無気力

飲み始めの1週間は特にしんどく、
ちょうど旅行の予定もあったため、
自己判断で一時的に休薬してしまいました。

※これはおすすめしません。
休薬や調整は必ず医師に相談してください。

休薬中も、食欲自体はあまり戻らず、
薬の影響を強く実感しました。


一番つらかった副作用と対処

私にとって一番つらかった副作用は、
便秘と下痢を繰り返したことでした。

日常生活に支障が出るほど辛く、
「やめようかな」と本気で悩んだ時期でもあります。

医師に相談し、

  • ミヤBM
  • 酸化マグネシウム

を併用することで、症状は落ち着きました。


現在の状態と正直な気持ち

現在、7mgを飲み始めて約3週間
ちょうど生理前の時期です。

薬に慣れたのか、生理前の影響なのか、
普通にお腹が空き、普通に食事をしています。

副作用についても、
日数が経つにつれて徐々に軽くなってきたと感じています。

ただし、
「副作用を感じなくなった=効かなくなった可能性もある」
という点も理解しています。

それでも、
目標体重までは続けてみようと、今は思っています。

12月の体重がどうなったかは、
また1月に改めて公開したいと思います。


伝えたいこと:ダイエットに楽な道はなかった

吐き気、便秘、下痢…。
正直、普通にしんどいです。

「楽して痩せる方法」なんて、やっぱりありません。

それでも、
これまで

  • 食べるたびに自分を責め
  • 自己嫌悪を繰り返してきた

その時間を終わらせる手段として、
今の私にはメディカルダイエットが必要だったと感じています。

メディカルダイエットを検討している方へ

GLP-1メディカルダイエットは
誰にでも合う方法ではありません。

ですが、

  • 食欲をコントロールできず自己嫌悪している
  • 運動や食事制限がどうしても続かない
  • 医師の管理下で安全に痩せたい

こう感じている方には、
選択肢のひとつとして知っておいて損はないと、私は思います。

私が利用したような
✔ オンライン診療
✔ 通院不要
✔ 医師の診察あり

のメディカルダイエットは、
自宅にいながら始めることができます。

👉 【医師の診察あり】GLP-1メディカルダイエットを詳しく見る

「自分に合うかどうか」は、
まず相談してから決めても遅くありません。

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