離婚して実家に戻った私が感じた親子関係のストレスと乗り越え方

離婚・法律

離婚や別居をきっかけに、実家へ戻る人は多いと思います。
私も今、実家で過ごしています。

「離婚してやっと自由になれた」「これから新しいスタートだ」
そう思っていたのに、実家に戻ってから始まったのは、思いがけない――
親との関係に心が揺れる毎日でした。

実家は“安心できる場所”のはず。
それなのに、心ない言葉に傷ついたり、親の言動にイライラしてしまったり。
「なんでこんなにしんどいんだろう…」と、何度も自分に問いかけました。


親からの心ない言葉に揺れる日々

実家で暮らしていると、親の何気ない一言に心がズキンとすることがあります。

「なんでそんな人と結婚したの?」
「男を見る目がない」
「最初から私はあの結婚は反対だった」
「あんたはいいわね、実家があって。他のお母さんは一人で頑張ってるんだから」

そして極めつけは、
「私の子育てはこうだったのよ」と、まるで完璧な母親だったかのように語られること。

母には悪気がないのかもしれません。
でも、私は思うんです。完璧な母親なんていない。
誰もが迷い、悩み、苦しみながら子育てしている。

それなのに、歳を重ねるとその時の苦労を忘れてしまうのか、
「自分のやり方が正しい」と言われると、
心の中で「そうじゃないのに…」と反発したくなる自分がいます。

もちろん、感謝の気持ちはあります。
でも、恩着せがましい言い方や嫌味を受けるたびに心がざわつき、
悔しくて泣いてしまう夜もありました。


小さい子を育てるお母さんは、それだけで手一杯

息子が1歳前後の頃は、夜泣きや授乳、イヤイヤ期に振り回され、
正直、毎日がいっぱいいっぱいでした。

特に3歳までは、子どもの行動ひとつひとつに時間がかかり、
予想外のトラブルも多く、自分の時間なんてほとんどありません。

それでも、「可愛い!」と思える瞬間がたくさんあります。
そしてその可愛い瞬間を心から楽しむには、お母さん自身に“余裕”が必要なんです。

その余裕は、自分の力だけでは作れません。
経済的な支え、家事や育児の手伝い、励ましの言葉――
そんな小さなサポートの積み重ねで、やっと心に余裕が生まれます。

だからこそ、親からの一言でその余裕が崩れると、
悔しくて、悲しくなってしまうのです。


一番大変な時期は、協力して乗り越える

子育ての一番大変な時期こそ、
お互いに口を挟まず、協力して乗り越えることが大切だと思います。

子育てする娘にイライラする気持ちも、きっとあるでしょう。
でも、私たちも必死に頑張っている最中。

「いまは我慢の時期」とお互いが割り切って、
感情をぶつけ合うよりも、支え合う関係を意識できたら、
きっともう少し楽になれるはずです。

私も母の言葉に悔しくて泣いたことが何度もあります。
でも、その経験を通して気づいたんです。
「自分は子どもに、こういう言い方はしないようにしよう」と。

傷ついた経験は、次の世代への学びになります。


実家暮らしのメリットと注意点

実家で暮らすことには、良い面も悪い面もあります。

メリット

  • 経済的な負担が減る
  • 育児や家事を手伝ってもらえる

デメリット

  • 価値観や生活習慣の違いでストレスを感じる
  • 親の口出しで関係が悪化する

家族は一番身近な存在だからこそ、遠慮がなくなりやすく、感情もぶつかりやすいです。
もし揉めてしまうようなら、少し距離を置くことも一つの選択肢

無理に一緒にい続けるよりも、
お互いが穏やかに過ごせる距離感を大切にしたいです。


まとめ

  • 実家への別居は「経済的・精神的な支え」になる
  • でも、親の言葉や価値観の違いに傷つくこともある
  • 小さい子を育てるお母さんは、それだけで手一杯
  • 可愛い瞬間を感じるためには、余裕とサポートが不可欠
  • 特に3歳までは感情的にならず、家族で協力して乗り越える
  • 親子関係は難しいけれど、そこから学べることも多い

私も実家に戻るという選択をしました。
でも、もしあまりにもストレスが大きいなら、
無理せず離れて暮らすことも考えてください。

親にも親の人生があり、私にも私の生活があります。
お互いが幸せに過ごせる距離を見つけながら、
少しずつ、親子の新しい関係を築いていけたらいいなと思います。

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