「別居を考えているけれど、何から始めればいいのか分からない…」
そんな方のために、別居前にやっておくべき8つの準備ポイントをまとめました。
私自身、急に別居を始めたことで、大変な思いをした経験があります。この記事では、私のように後悔しないために、生活の整理・財産管理・証拠の確保・法律的な手続きまで、別居前に押さえておきたい項目をわかりやすく解説します。
準備をしっかり行うことで、トラブルを避け、安心して新しい生活に踏み出すことができます。
1. 別居の目的とゴールを明確にする
- 「離婚のためなのか」「一時的に距離を置くためなのか」を整理
ポイント: ただ、ここで迷うことは自然です。私の場合は、別居したときに離婚するかどうか決めきれないこともありました。迷っている場合は、一度距離を置いて考えてみるのもおすすめです。
離れて暮らしていくうちに、自分の気持ちが自然と見えてくることもあります。
2. 別居の理由と証拠の準備
- 別居を考える理由は明確にしておくことが大切です。理由によっては、後の調停や裁判で有利になることがあります。
別居・離婚で有責行為とされる主な理由
- 不貞行為(浮気・不倫):夫婦関係を破綻させる行為として代表的
- 暴力・DV:配偶者による暴力や脅迫も有責行為
- 悪意の遺棄:生活費を入れない、正当な理由なく家を出るなど
- その他婚姻を継続し難い重大な事由:過度の浪費や精神的虐待など
上記の理由で別居する場合、後で裁判や調停になったときのために証拠を整理しておくことが非常に重要です。
- メールやLINE、写真、領収書、医療記録など、行為があったことを示すものを保管しておきましょう。
💰 慰謝料の目安(※参考)
| 有責行為 | 慰謝料の目安 |
|---|---|
| 不貞行為(浮気・不倫) | 30万円〜300万円 |
| 暴力・DV | 30万円〜200万円 |
| 悪意の遺棄 | 20万円〜150万円 |
| 精神的虐待(モラハラ) | 10万円〜100万円 |
※慰謝料の金額は、婚姻期間、加害行為の内容、証拠の有無、相手の態度などによって変動します。具体的な金額については、弁護士に相談することをおすすめします。
3. 財産や生活費の整理
- 銀行口座やカードの確認
- 家や車など共有財産の状況整理
- 生活費の目安を計算しておく
※共有財産は、写真や書面で記録しておくと後々のトラブル回避に役立ちます。
4. 子どもがいる場合の対応
- 面会や養育費についての考えを整理
- 書面や記録を残すことで後の調停・裁判に備えられる
- 学校や保育園の書類、子どもの荷物も忘れず準備
5. 書類や証拠の準備
- 離婚や慰謝料に関係する証拠(メール、LINE、写真など)
- 公的書類(住民票、保険証、給与明細など)
- 契約書や領収書など、生活に関わる書類も整理しておく
6. 住まいや引っ越しの計画
- 別居先の確保(賃貸契約、親族宅など)
- 引越しのタイミングや荷物の整理
💡 私の体験からのアドバイス
私の場合、別居は計画的ではなく、実家に帰省中に「帰りたくない…」と思ったことがきっかけで、急にスタートしてしまいました。その結果、荷物を取りに行けなかったり、重要な書類が手元になくなったりして、大変な思いをしました。
今振り返ると、一度家に戻って準備を整えてから「昼逃げ」のように計画的に別居していれば、もっとスムーズだったと思います。
別居はできるだけ計画的に進めることをおすすめします。
7. 弁護士や専門家への相談
- 離婚問題に強い弁護士に早めに相談
- 調停や裁判の流れ、費用感を把握しておく
離婚で後悔しない弁護士の選び方|調停・裁判を経験した私の実体験と失敗しないコツ
8. 心の準備とサポート体制
- 精神的に不安定になりやすいため、信頼できる人に相談
- メンタルケアの方法(カウンセリング、支援団体など)
- 無理せず、段階的に準備を進めることが大切
別居前にやるべき準備チェックリスト
- 別居の目的とゴールを明確にする
- 別居の理由と証拠を整理する
- 財産や生活費を確認する
- 子どもがいる場合の対応を整理する
- 書類や証拠を準備する
- 住まいや引越しの計画を立てる
- 弁護士や専門家に相談する
- 心の準備とサポート体制を整える
まとめ
- 別居は生活だけでなく、法律・金銭・子どもへの影響も大きい
- 別居の理由と証拠を整理しておくことで、後々のトラブルを避けやすくなる
- 体験談からも分かるように、できるだけ計画的に準備することが安心のカギ
- 生活・財産・心の準備を整え、「何を優先するか」を明確にして一歩ずつ進めましょう


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